Brand Story

ブランドの起源

設立は、2012年。
女性が社会に出て、活躍することが当たり前になっていた世の中で、
当時、関心が高まっていたのが「癒し」でした。

働く女性にはいくつもの大切なシーンがあります。
仕事はもちろん、お出かけやデート、ゆっくり休みたいオフの日、家族との時間。
どのシーンも大切なひとときですが、時間には限りがあります。
充実しながらも、慌ただしく過ぎてゆく毎日に、人は「癒し」を求めていたのです。
芳香剤や柔軟剤、入浴剤など、アロマに関する人気は広がり続けていました。

一方、同じ香り物である「香水」はどうでしょうか。
もちろん、嗜好品として好まれてはいたものの、
アルコールを使用した一般的な香水は、華やかに香りが広がる反面、
揮発性が高く、香りが強すぎるため、
職場などでは使用しづらい、という声がありました。

世界中の女性は香りを愉しみ、個性を自由に表現しているのに、
何故、日本ではそれが叶わないのでしょう。

香りが毎日を豊かにすることが当たり前の世の中にしたい。
香りによって、その日の気分を変えたり、固まった心をほぐしたり、
自分らしさを好きになれたり、前向きになれる日をつくりたいと、
強く思うようになりました。

そこで、世界中の、香りが育んだ文化を調べることから始めました。
現地を訪れて、実際に香りに触れる事を繰り返すこと数年間。
世界と日本では薬機法や原料の使用基準も異なります。
海外の香りをそのまま日本に持ってきても、文化も、法律も違うため通用しません。
そうやって、試行錯誤の日々を重ねながらようやく、アルコールと水を使用しない、
優しい香りのパフュームオイルの専門店をオープンさせるに至ったのです。

パフュームオイルは、まるでアロマを身にまとうような感覚で、
香りがとてもおだやかで優しく、そして長く続くことが特徴です。
ありがたいことに、お客さまからいただいた口コミと共に、
パフュームオイルは、世の中に少しずつ認知されるようになりました。
「こういう、優しく自然に広がる香水を探していた。」
嬉しいお声をたくさんいただきました。

そうやって、多くのお客さまと接する中で気づいたことがあります。

私たちが行っているのは、パフュームオイルという“モノ”を売ることではなく、
お客さまの未来を、香りを通して応援しているのだと。
「名も無き一日を、香りで彩りたい。」
みなさまの日常に、もっと香りができることはないか。模索する日々が始まりました。

2016年、The PERFUME OIL FACTORY銀座本店を立ち上げました。
ありがたいことに、その後も多くのお客さまのご希望を頂き、
新宿、横浜、名古屋、大阪、博多へと店舗を広げています。

誰の人生にも訪れる、まっさらな一日。
そこには、忙しく落ち着かない日もあれば、時間を持て余すような日もある。
反対に、楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまいますよね。
そんな日々の積み重ねで人生はできていますが、
確かなことがあるとすれば、今の私が、未来の私を作っているということ。
だからこそ、私たちは、ささやかな今日を大切にしたい。
一日一日を、香りでサポートし続けられるブランドでありたい。

みなさまの1ヶ月の中にある、様々な気分やシーン。
それをイメージしながら開発したオリジナルパフュームオイルの数は、31種類。
加えて、四季をイメージしたシリーズもラインナップしています。
また、期間限定の香りなど、定期的に新しい香りをご紹介しています。
「名も無き一日を、香りで彩りたい。」という強い想いのもと、
これからも、みなさまの毎日を応援できる商品を生み出していきたいと思っています。